サラリーマン1.1

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転職を考え始める思考回路

こんばんは。

 

今日は転職を考え始めた思考回路についてまとめておきたいと思ったので、書きます。

 

入社当時は「この会社で定年まで働くんだ」と言う実感を持って入社した事を鮮明に覚えています。

 

 

増収増益を続けている安定した大企業。

初任給は決して高くないけど、福利厚生バッチリ。

 

年功序列に昇級しながら、飛び級こそ期待できないものの問題を起こさなければ20年くらいで年収1,000万円を超えてくる事を約束されている(様な気になる)雰囲気。

 

実質的なリストラなし、親も彼女も大満足の超絶安定大企業。

 

すでに入社10年目に突入したのだけれど、いつしか転職という事を意識し始めた。

 

最初は会社に対する不満、つまり私の思う理想とのギャップだった。

それはよく社会人1年目が直面する「おもてたのとちがーう!!」という類のものではなく・・・

※そういうのは月並みに感じた頃も勿論あったが、ある時乗り越えた・・・はず。

 

この時は、「こうあるべきなのに、大人の事情でできない」という事も理解した上で、それでもその理想を唱え続ける事が将来の会社の為には必要なんだ!という謎の正義感に近いものだと思う。

 

きっとマネージャーになる日もそう遠くないと肌で感じ始めたからこそ芽生えた思考だと思う。

 

今すぐはダメでもあと数年頑張ればマネージャーが見えてくる。

その時横に並んで仕事するのは今現場でリーダーを張っている尊敬できる人たちばかりだと思うとワクワクする。この人たちとは同じ理想を持っているからきっと会社もその方向へ変わるはず。

 

今は鬱憤を貯めて、出世した暁に爆発させるべきものなんだ。。。耐えろ。それまでは現場で結果を出し続けて今は信用を稼ぐ時だ。

 

しかし年を経る毎にこの理想論は経営レベルでの理想論となり、社長の理想と完全に一致しているものとは思えない、どこまで行ってもこの場所では叶わないのではないか、とさえ思うようになった。

 

つまり、会社の中で社長以外は会社の歯車でしかないわけだから、最終意思決定ができる社長にならなきゃ理想は現実にならない。

 

 

この時もう一つ入社時には漠然としていた私自身の思考回路が別のところにあった。

「出世欲とは何か?」という問いだった。

 

若い頃の私「サラリーマンなんだからやるからには出世しなきゃ。」

8年目くらいの私「出世って手段。出世した時に何がしたいのかが大事。」

今の私「出世しなきゃできない事って何?結局、私自身がどれだけ影響力を持てるかじゃない?」

 

つまり、出世そのもので得られる「立場」「責任」「肩書き」で仕事する事で影響力を持つ、という事が手段となり得るか、という思考に至ったわけです。

 

これが今の会社では「否」でした。

 

 

 

つまり、会社で理想を語り、実現に向けて人を動かす為に必要なもの。

●出世

●発信力

●信用

 

影響力を持つために必要な事の一つに会社においては出世があります。

全てではありませんが、やはり一兵卒が一人で訴えても効果は薄いですが、社内ではある程度出世すれば必然的にその影響力は増してくるものです。悔しいですが。

 

ただ、私の会社の様な年功序列の会社や、肩書きを持つ事をゴールとしているおじさんが蔓延る会社では時間がかかるのがデメリットです。平均して30代後半で課長になれれば早い方です。

これは結果を出すとか高い評価を得る、だけでは叶わない人事制度となっている現状があります。他にもそんな会社たくさんあるんじゃないかな。

 

発信力。これは言語化スキルやプレゼンスキル。いかにそのビジョンが真っ当なものでも心に秘めていても伝わらない。自分の言葉で発信し続ける。

相手によって刺さるワードを選べるかどうか。

 

信用。これがなければどんなに発信しても刺さりません。

つまり「何を言うか」も大事ですが、「誰が言ってるか」が大事と言う事。

これを稼ぐ為には「結果を出す」と言う事。

 

ここで大事なのは、自分だけが結果を出すわけではないと言う事です。

時には誰かを勝たせると言う事も重要です。

たまにいます。あたかも自分が頑張って結果を出した、という風に見せるのが上手な人が出世したという話。裏では「あの仕事で一番頑張ったのはAさんだよね」。この時信用を稼いでいるのは、会社が「結果を出した」と思っている人ではない、本当に頑張っていたAさんです。

 

この3つをある程度、手に入れたとしてどうでしょうか。

 

私の周りにも転職の相談すると「マネージャーへの昇格もそう遠くないのにもったいない」と言ってくれる人がいます。少しは影響力のレベルが上がるでしょう。

でも、自分が今の会社にいて、自分のポジションでできないことなんて、幾らかの金額に判子をついて経費を自分の裁量で使うことくらいだと感じるわけです。

 

もっと実質的な裁量権を持って大きな影響力を持って仕事がしたい。

 

でもサラリーマンは、社長にならない限り会社の歯車に過ぎない。このことを肝に銘じて考えてみると、社長になるまでにかかる膨大な時間を費やすことこそがもったいない。

 

転職という選択肢がはっきりと自分の中に出た瞬間でした。

 

他にもたくさんの要素を掛け合わせて考えた時に、転職してみたい。

月並みかもしれないけれど、自分の可能性を広げたい、挑戦したいと思う様になりました。

 

まあぶっちゃけ「起業して社長になっちゃえば」と囁く自分もいたりするんです。

でも今は転職ってことで自分が納得しているのでそれでいいかなと。

 

無邪気にもう一度挑戦してみたい。そう考えた時に妻と子供がいる身としては色々と考えたりするわけです。それにこの先どうなるとしても、このタイミングで転職しないと、一生後悔する気がしていて、ある意味勢いも必要かなと思ったり。

 

ここまで書いてどこにも内定もらえなかったら恥ずかしいなぁ。誰も見てないからいっか。

 

また報告します。