有形商品開発者がなぜこれからプログラミングを勉強するのか
こんばんは。
今日は念願のMac Book Proを購入してテンションが上がっているまうちーです。
なんでもそうですが、新しいものを買うというのはテンションが上がるものです。
個人的にはPCを選ぶ際にキーボードのタッチにこだわりが強い方ですが、Mac Book Proのキーボードタッチはすごく気に入りました。
PCやキーボードもネットで即ポチすることもできるのですが、必ず店頭で試し打ちしないと納得できない節があります。
そういった意味でもかなりこのキーボードのタイピング感は気に入りました。
pythonの勉強がしたくて、買いましたがプログラミングに関しては大学の一般教養レベルで挫折したので、これからが楽しみです。
さて、今回プログラミングを勉強しようと一念発起したわけですが、なぜプログラミングを学ぼうと思ったのかについて書こうと思います。
大きくは3点です。
私自身はいわゆる「ものづくり」をしています。
普通にお店で買える様な商品の設計や開発に携わる「エンジニア」です。
細かい説明は省きますが、技術革新という意味では限界が見えてきていると現場で働きながら感じています。
それは何故か。
皆さんご存知もしくはお察しの通り、ものづくりは既に無人化にシフトしてきていてこれから先、製造業の技術革新は更なる速度アップです。
もう少しだけ詳しく書きます。
新しい商品を開発する場合、大抵は大規模な投資ができない為、自動化できずに手作りに近い生産ラインで量産化していることがほとんどですが、損益分岐点を超える目処がたった時に投資をして省人化→自動化→スピードアップです。
会社によってこの辺りの細かい考え方は違うと思いますが、基本的にはずれてないと思います。
一方で、世の中は「もの」が溢れていて、技術革新への要求が変わってきています。
「サスティナブルな事業」に向けての活動ということに帰結するのではないかと。
- エコ
- 社会的信頼や安心感
つまり、資材のパーツ点数を抑えて、再生可能な素材で実現するものづくりなどエネルギー的な引き算による設計。
一方で、顧客満足度を高め、品質的な問題がない状態が望ましいわけですが、「ない状態」の証明というのは難しいと思いませんか?
いわゆる、「無実の証明」ってやつです。
その安心感と信頼感はどこからくるか。
製品評価試験に時間とコストをかけているという安心感。
いわゆる、「1万回の耐久性試験」とかそんな感じですね。
実績、つまり使った方々のレビューからくる信頼感。
が求められていると感じます。
何が言いたいかというと、ここから先、私の様な有形のものづくり設計者にとって、一見関係なさそうに思えるプログラミングやシステム構築、またWebサービスやAIの活用などはエコ、品質における差別化、もっと言えば視える化は無形によってこそ成されるとさえ考えます。
例えば。
エコならばどうでしょうか。
過大包装や、キラキラしたいかにも高価そうなパッケージデザインは何の為にあるのかを考えると、「もの」が溢れた世界で見つけてもらいやすい様にかけられたコストであり、はっきり言って中身とは直接的には関係のないゴミです。
当然エネルギー的には最初に引き算の対象となるわけです。
でも、パッケージデザインをデジタル化してしまうというのはどうでしょうか。
今のデザインの様に2次元で目一杯加飾してデザインするよりも、使い方や効果などをわかりやすく、ウェアラブル端末で購入前に確認できたり、体験できた方が良いのではないかと思いますし、そうなってくるのではないかと。
1万回の耐久性試験は実施して問題ないから市場に出て行って問題を起こさないわけですが、お客さんからすれば使ってみて問題が起こらないことが大前提であるわけなので、いろんな商品を使ってみて初めて「この商品、このメーカーは信頼できる」となるわけです。
また、発売時点で1万回の耐久性試験は設計者のマスターベーションとさえなりうるのです。
これを発売時に実際の耐久性試験の様や開発ストーリーと一緒に販売できる仕組みがあれば、どれも同じ性能ならここのを使ってみようかと考える人も出てきそうです。
お、ねだん以上のあの会社がCMでやってる手法はもっと一般的になってくる様な気がしますね。
レビューもそうです。
数多くのレビューサイトが存在しますが、その多くはこれからその商品を購入する人のためのビッグデータです。
実際にレビューからマーケティングすることもありますが、今はまだそこに「落ちている」数少ない情報を拾ってきて考察していることが多い現状です。
そこに価値があるのであれば買うべきだし、ファンを集めておくべきとさえ考えています。
商品開発者にとって一番大事なことは圧倒的にユーザーであることです。
つまり実際のユーザーが一緒に考えてくれるメーカーこそが残ると思っています。
会社の外にご意見番ユーザーがたくさんいて好き勝手に文句言ってくれる。
こういう本当の意味での「ファン」を持つメーカーが強い。
そんなことを考えながら仕事をしていると、色々と浮かんできます。
どれもこれも世の中に出始めていたり、まだ業界が限られている為、今後は広く展開されるのではないかなーと思ってるだけですけどね。
ふと、エンジニアとして世の中のシステムや仕組みが今どうやって作られているかわかってないという現実にぶち当たった結果、興味が沸々と湧いてきた次第です。
何ができるのかまだまだわかってない新参者ではありますが、新しい世界に足を踏み入れる事にワクワクしています。
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